2018/02/05.Mon. 8:08

ライブハウスに ”感謝” の公園

Kansei Projects Committee

大阪にあるライブハウスの無機質なエントランス空間の一角に、5感を刺激する緑、音、香り、照明を用いて ”感謝” を表現する「夕暮れ時の公園」を創り上げました。

ライブハウスのすぐ近くには廃校になった小学校があり、昔は子供達が集い、元気な声が響いていたのであろう、そんな地域。

Kansei Projects Committee

公園を創る前のエントランス

シンガーソングライターのティーナ・カリーナさんのデビュー5周年記念凱旋ライブにて、これまで応援してくれた方達に対して ”感謝” を表現したいという思いから創り出されました。

生きた植物たちが、あたたかな色のチューリップが、
空間の空気を澄んだものに変え、
夕暮れをイメージした香りが固くなった気持ちを柔らかくする。

葉の影が落ちる、どこか懐かしい木製のベンチに腰掛けて耳を澄ますと、上空から鳥の囀りと木々が揺れる音。

Kansei Projects Committee

ベンチに置かれたスケッチブックには、ティーナさんから
ファンの人たちに向けて描かれた、“感謝”のメッセージ

目を閉じて深呼吸する。
湧き上がるのは正体の曖昧な、
懐かしさや優しさ、切なさやあたたかさといった感情。
言葉を超えた場所で、”ありがとう”と似た温度の気持ちが溢れる。

公園は誰の記憶の中にも、思い出として刻まれる場所。

自分のこれまでの経験や記憶が、その空間の中で鮮やかに蘇ってくる。自分だけの時間が、そこに生まれる。

Kansei Projects Committee

ベンチに置かれたスケッチブックに、ライブを観た人たちが
ティーナさんへの ”感謝” を込めた思いを描く

この突如現れた公園は、ライブが行われた一晩、
ティーナさんの声によって集まった、
世代も性別も個性も違った人々の、
誰にとっても懐かしく優しい、あたたかな場所になりました。

Kansei Projects Committee
Produced by KPC
Green/Flower by 宮永英之
Sound by Koone, Victor Entertainment
Aroma: Air Aroma Japan